5章

4. コミュニケーションにかける費用

携帯電話の普及は、人々がこれほどまでに、コミュニケーションを欲求していたのかと、あらためて感心させられました。

IT革命は、情報のやり取りを、ただ同然にしたとしましたが、それでも、ここ数年の家計に占める情報通信費用の割合は、うなぎのぼりと言っていい状況です。 下は、平成12年版通信白書の資料ですが、消費支出が横ばい(どちらかといえば近年は加工気味)であるにもかかわらず、情報通信支出は平成2年度に対し134.7%と大幅な上昇をしています。



また、利用料金の月別支払い金額では、加入電話料金が、どちらかといえば下降気味であるのに対して、移動通信料金(携帯電話・PHSなど)は、上昇を続けております。



安いものの特定の場所(自宅など)からしかかけられない加入電話を使わないで、通話料金は高いが、いつでもどこからでもかけられる携帯電話・PHSを使っているわけです。

人々は、コミュニケーションのために、少々費用が高くついても仕方がないと考え始めています。

IT革命は、情報通信技術の発展と捉えるだけではなく、コミュニケーションに関する人々の意識革命も、視野に入れて考えることが必要です。


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